みちくさ

〜g-zoneスタッフの気ままな日常ブログ〜

【遠くへ行きたい】

たまたま付けたテレビで「太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選」をやっていると、ついつい最後まで見てしまう栩本です。

 

コロナ禍で中々旅行も行けず、旅好きの方はモンモンとしていることでしょう。
僕もそんな旅好きの1人ですが、今はもっぱら家族旅行が主となり、一人旅にはまっていた頃を懐かしく思います。
旅にハマったのは、本の影響が大きかったです。

 

「ヴェトナム1号線を北上せよ!」この本は、紀行文で有名な「深夜特急」の沢木耕太郎の著書です。

 

南のホーチミンから北のハノイを結ぶ幹線道路「1号線」をバスで北上することをただただ目的とした旅の本。
ハノイという「目的地」、1号線という「ルート」が旅の重要な要素になっていて、しかもそれを「北上する」というこだわり(うちなる声が自分に命じたそう)。

この本を読んだのは大学4回生の時。


いわゆる卒業旅行はこれにしようと思い立ち、10日間パックパッカー的旅を敢行しました。
さすがに、ハノイまで北上する時間もお金もないので、ホーチミンを拠点にし、途中メコンデルタと呼ばれる地域へ1〜2泊するツアーに参加し、最後は旅の一つの目的でもあった名ホテルに泊まるという旅程でした(この旅程は、沢木耕太郎の真似)。

 

しかし、これがはじめての海外で、そもそも空港での手続き、手順など何もかも全くわからない状態でなんとか飛行機に乗り込み、着いた場所がヴェトナム。

着いてからどこにどう行けば街に出られるのか、宿の予約も何もしていなかったので、着いた瞬間ただの迷子です。
言葉もわからず、毎日市場を練り歩き、意味なくバスに乗り、現地の人と一緒に飲み、本当に刺激的な時間でした。

 

年齢、環境(結婚など)によって旅の仕方も変わり、そういった意味では同じ旅は二度とできません。

行きたい!やってみたい!と思った時がタイミングです!